自然科学系

専攻と組織 Major / Organization

自然科学系は、数学・理科・技術の３専攻で構成されています。
この系では、現代社会を生きる人間にとって今後ますます重要性が増していく科学的思考能力を高め、科学技術と自然現象にかかわる専門的知識や技能等の獲得をはかります。また、実験や演習を通して、問題解決の実際的な能力を培っていきます。

さらに、自然科学教育や情報処理教育等の場を通じて子供とふれあう総合的・実践的な学習を行い、学校教育に要求される人間関係の力を高めることも目指しています。

数学専攻小中高等学校における算数・数学教育の実践的指導者となる教員の養成を目指します。代数学などの現代数学を学び、初等・中等教育で扱う算数・数学の内容を現代数学の目で読み解き、教材の持つ深い数学的な意味を理解できる基礎的な能力を育成します。また、数学教育学の講義とセミナーでは、算数・数学教育を通して「いかに人を育てるか」という問題を考えていきます。数学の基礎学力と数学教育の基礎学力とをバランスよく修得することにより、実践力のある数学教員を育成します。

理科専攻理科教育専攻では、自然科学を幅広く学習し、物理学・化学・生物学・地学の各分野における専門性を高めます。さらに、科学的な思考力・判断力・表現力をもった児童・生徒を育成するために理科教育学の専門性の形成を図ります。これらによって、実践的な指導力をもった理科教員を養成します。

技術専攻現代社会や産業、生活を支える科学知識・技術、技術的な見方・考え方、および、創造する力となる「ものづくりの力」などの専門性と、それを通じた、子どもの「生きる力」の育成を柱として、教育の理論と方法を研究し、応用力と実践力を持つ、義務教育諸学校等で活躍できる力量のある教員を養成します。いまのところ、教員志望者はほぼ全員が教員になっています（臨時的採用を含む）。