芸術・生活・健康系は、音楽・美術・家政・保健体育の4専攻で構成されています。
音楽・美術専攻について、音楽は聴覚に訴える芸術であり、美術は視覚に訴える芸術です。この2専攻では、これら二つの分野の芸術表現について、表現技術の面からの教育を行うとともに、美学や芸術学の方法を用いて理論面からのアプローチもしていきます。
この活動を通じて、芸術への理解を深め、創造的感性を磨き、芸術文化についての豊かな専門的知識と高度な技術の修得をはかります。
また、学校教育の場における芸術教育の実践的指導力の形成にも、一方の重きをおいて授業を展開していきます。
家政・保健体育専攻は、現代社会において私たちが直面するさまざまな問題を、《生活》と《健康》をキーワードとして学んでいきます。
生活文化・生活環境についての適切な理解と、積極的な身体活動や休養といった身体に対する有効な働きかけは、この系における重要な検討対象です。これらは、より人間的で豊かなライフステージを実現するために欠かせない、すべての現代人に共通する課題となっています。
こういった課題を達成するために、理論と実践の両面から、健康で文化的な人間生活のあり方を探求します。
音楽専攻音楽専攻では,義務教育および高等学校で扱う音楽領域(幼稚園教育等を含む)に関する体系的かつ実践的教育を行い,教員として必要な理念と豊かな教養,専門的な知識・技能を修得し、問題意識をもって音楽教育実践を主導していける教員を養成します。 さらに将来は地域の音楽全般の向上と活性化に貢献する優れた人格と幅広い実践的能力を十分に備えた人材を育成します。
美術専攻美術および美術教育についての充分な専門的知識を有し、学校教育における統合的資質の教育者の養成を目指します。絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術理論および美術史、美術教育についての実習と講義が開設されています。美術造形の基本的思考性を養い、制作技法の習得と審美性を錬磨し、また美術作品の理論的考察を行う等、美術の各領域の学習研究を進めます。 4年次には、それらの成果を踏まえて、各指導教官指導のもとに卒業研究に取り組み、更に深く各領域の研究を進めます。
家政専攻家政教育専攻では、家庭科教育および生活科学についての専門的な知識と技術を修得し、現代社会の多様な生活課題を理論的・実践的に探求しながら、教育実践をより豊かに創成できる高度な専門性と指導力を育成します。また、最新の専門知識や研究の知見を活かして、家庭科教育のあり方を考察し、子どもの生活課題解決につながるカリキュラム開発を持続できる家庭科教師の育成を目指しています。
保健体育専攻保健体育専攻においては幅広い分野に関心を持つ学生を対象に、将来は小学校・中学校または高等学校の教員として、日々の教育現場において求められるニーズに対して学び続ける事のできる人材の育成を目指しています。保健体育に関わる最新の専門知識および技術を身につけるとともに、積極的に身体を動かし様々な体験に積極的に参加することで、専門知識を活かせる豊かな人間性を持った教員を養成します。