自然・情報コース数学領域のスタッフと研究概要
分 野 | 研 究 概 要 | 教 員 |
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数学科教育 | 数学教育学における比較教育学,授業研究論等を専門とし,現地調査に基づく主にアジアの数学教育の研究,明治~昭和期の教科書等に基づく数学教育史の研究,算数・数学の授業改善の意味論・方法論などを研究している。 | 西谷 泉 |
数学科教育 | 専門は数学的コミュニケーション論。数学学習におけるコミュニケーション連鎖の認知論的分析と考察を通して,新しいアイデアが他者との協同的な思考によって創発される認知メカニズムの解明に取り組んでいる。 | 江森 英世 |
代数学 (環論) |
カテゴリーの間の同値や反変同値を余局所化や局所化から導き,それらを様々な理論に応用することを考えている。現在はQF環の構造のカテゴリー的な性質を明らかにしたいと考えている。 | 大竹公一郎 |
代数学 (有限群の表現) |
有限群の複素数体及び標数р>0の体上の行列表現(通常表現及びモジュラー表現)の研究がテーマで,特に群の指標と,その群の部分群の構造との間の相互作用に興味をもっている。 | 福島 博 |
幾何学 (位相幾何学) |
低次元トポロジー,特に3次元多様体の分類に関する研究を行っている。3次元多様体が必ず持つ「オープンブック分解」と呼ばれる構造に注目し,そこから3次元多様体の位相的性質を読み取る方法を探求している。 | 山本 亮介 |
解析学及び応用数学 (作用素環) |
ヒルベルト空間上の作用素環の解析的構造及び代数的構造の研究が中心テーマであるが,特に,作用素空間のテンソル積に入るクロスノルム及び双対空間を考察することにより関数解析の量子化の研究を進めている。 | 伊藤 隆 |
解析学及び応用数学 (作用素環) |
行列環の無限次元版ともいえる作用素環の研究をしている。特に,指数が有限な部分環にもとの作用素環の性質がどれだけ遺伝するかを調べている。また,因子環(基本的な作用素環のひとつ)と指数有限の部分因子環の対は有限群の一般化(量子化)と考えることができる。このような視点から因子環の指数理論において有限群論のアナロジーを展開している。 | 照屋 保 |