ホーム>系・専攻案内>自然・情報系>技術専攻

技術専攻

私たち技術講座では、中学校の「技術・家庭科」の技術分野を担当する教員の育成を主な目的としています。

平成14年の新・学習指導要領の実施にあわせて、「子どもの『生きる力』の育成」、「創意工夫を生かした特色ある教育活動」をキーワードに、教育理論・方法の研究、応用力・実践力をもつ教員の育成を行っています。
以下は技術専攻の教育ポリシーです。

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)~このような人材を育てます~

<学位授与の条件,達成度・能力評価の基準>  

 1.所定の年限在籍し,かつ専攻の定める単位を修得した者
 2.技術科専門科目の内容に関し必要な知識を備える者
 3.教員に必要な知識と実践的指導力を備え,高い倫理観を持つ者

<学修成果の目標>

 1.木材加工,金属加工,機械,電気,栽培,情報についての専門的知識を修得していること。
 2.小学校及び中学校の教員としての基礎知識を修得し,実践的指導力を身に付けていること。
 3.現代の社会における教育の意義,学校の役割,教育に関する諸問題について,確かな見識を有していること。
 4.他者との協調性を身に付け,多様な人々と協働して,課題に取り組むためのコミュニケーション能力を身に付けていること。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)~このような教育を行います~ 

<教育の目標>

 1.幅広く深い教養と技術教育及び教職に関する深遠な専門知識を身に付けられる教育
 2.技術科教員として,思考力や表現力,課題解決能力,創造的な探究能力を身に付けられる教育
 3.教員免許状を取得できる専門知識と実践的指導力を身に付けられる教育
 4.教員として必要なコミュニケーション能力を身に付けられる教育

<教育課程の構成>

 1.初年次を中心に編成された,教養基盤科目,教養育成科目からなる教養教育により,学士力,幅広く深い教養,総合的な判断力等を育成し,教員としての基礎的素養を身に付ける教育を展開する。
 2.上記1を基盤として,技術専攻の教育目標を達成するための専門教育をカリキュラムマップに則って系統的に行う。

 具体的に専門科目では,

 (1)教科専門科目
   技術科専門科目の内容に関し深い学識を身に付ける。

 (2)教職専門科目
   教育の本質,教育課程,技術科指導法,生徒指導,教育相談に関する理論・方法・技術について学ぶ。

 (3)総合的・実践的専門科目
   複数の教科にまたがる総合的な内容・テーマ,教育現場における実践的な課題・方法について学ぶ。また,フレンドシップ教育実践・野外体験に関する科目を通して体験的に上記の課題・方法について学ぶ。

 (4)教育実習関連科目
   教育現場体験学習,授業実践基礎学習,小学校・中学校における教育実習を通じて実践的指導力を養う。

  上記科目区分で,講義・演習・実験・実習を行い,教育現場での実践力を養う。 

<教育内容・方法>

 1.学生の主体的・能動的な参加に基づいた講義科目・演習科目・実験科目・実習科目の開設
 2.シラバスに詳述されたカリキュラムを構成する授業科目の目標・内容・教育方法・評価方法等に基づいた授業の展開
 3.シラバス記載の目標の達成に向けた,講義時間外の自己学習(予習・復習)の督励
 4.実践的指導力を養うための教育実習の実施

<学修成果の評価>

 学修成果の評価は,各科目についてはシラバス記載の成績(達成度)評価基準に基づいて行い,学則に従いS,A,B,C,Dの5段階での判定とこれを基にしたGPAの決定を行う。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)~このような人を求めています~

〈人材育成の目標〉

 優れた人間性と豊かな教養を有し,各教科についての深い認識と実践的な指導力を身に付けた,地域の教育界の発展に貢献できる教員の養成を目指します。

〈入学者に求める能力・資質〉

 1.小学校・中学校又は高等学校の教員となる強い意志を有し,在学中から児童・生徒の模範として行動できる人
 2.論理的で柔軟な思考力を持っている人
 3.科学技術やものづくりに対して強い興味・関心のある人
 4.様々な学問分野について自ら積極的に学ぶ姿勢を持っている人

〈入学に際し必要な基礎学力〉

 数学では,数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(あるいは同等の科目),理科では,物理(物理基礎を含む)を履修していることが望ましい。