ノート
アウトライン
日本の火山リスク評価の展望
早川由紀夫
リスク = 

  ハザード * 発生確率
我々は、ハザードではなく、リスクを管理しなければならない。
(中西準子)
行政官の論理: 万全を期す
火山のハザードは途方もなく大きい。(たとえばシラスの噴火)
知ってしまったハザードには、対策しないと責任を問われる。
  だから
対策できないハザードは知りたくない。
環境リスク論では、こう考える。
ダイオキシンは毒物であるから、人体に対するハザードである。
しかしダイオキシンを撲滅することによって他のリスクが増大して、全体としてはリスクが増大するかもしれない。
もしそうなら、ダイオキシンを一定濃度まで許容するほうが合理的だ。
(中西準子の考えによる)
火山リスクとのつきあい方
火山国に住んでいる限り、火山リスクをゼロにすることはできないと知る。
火山リスクのエンドポイント(どうしても避けたいこと)として、人の死を設定する。
「人の命には無限の価値がある」という建前を捨て、避けたいが避けがたいものとして人の死を受け入れる。
リスクを死者数で表現する。
リスク認識
リスク評価
リスク管理
発生確率を、年代の逆数で近似する。
UNESCO (1984) の高リスク火山
アメリカの地震リスクマップ
アメリカ北西部に火山灰が降る確率
噴火カタログ
M3.5以上では、
噴火規模と発生頻度に逆比例の関係がある。
1年以内に噴火する確率
群馬県4火山のリスクマップ
損失余命
火山リスクの管理
規制する(法律、慣習、柵)
周知アナウンスして市場原理にまかせる(土地の値段を介してのリスク管理)
リスク・ベネフィット原則(火山と観光)
次世代の教育(学校)