岐阜県西部、揖斐(いび)郡藤橋村の地区。旧徳山村は揖斐川の最上流域にあり、農耕
に適する平坦(へいたん)地に恵まれず、下流方面との交通が不便な僻地(へきち)であ
った。長い間、補償問題などで着工できなかった徳山ダムが建設されることになり、
全国最大の総貯水量6億6000万トンの多目的ダムが2007年(平成19)に完成する予定
。このため、水没する集落の村民は揖斐川、本巣(もとす)、糸貫(いとぬき)、北方(
きたがた)の4町の5地区に集団移転した。村域は1987年(昭和62)4月、南隣の藤橋(
ふじはし)村へ編入された。→藤橋(村)〈上島正徳〉
ダムに沈む岐阜県・徳山村 消えたにっぽんの風景(Masanori
Furuya)
木曽三川の一つ揖斐川の最上流部に位置する岐阜県揖斐郡徳山村(今は藤橋村徳山
)では、約五百家族が、豊かな自然に囲まれて静かな生活を営んできました。しかし
ダム建設のために全家族は村を離れ(1985年)新しい土地で生活を始めました。お年
寄りたちの中には移住地での暮らしになじめず、もとの村にこっそり戻って暮らした
り、また命を縮めている人も多いとも聞きます。
自治体規模で消えた村 岐阜県旧徳山村(HEYANEKOの旅心のページ)
山村とダム問題 −揖斐川徳山ダム報告−(三浦 真)
小笠原のあゆみ(東京都のページ)