平成12年11月21日
三宅村教育委員会
三宅島の児童・生徒は緊急避難として秋川に集団で避難してきた。約三ヶ月が経過し、
長期化することが避けられないと考える。秋川高校で、応急教育措置を行い、教育の
機会を確保してきた。しかし、今後は長期的見通しに立って学校教育を実施する。
1 村立学校の基本的な考え方
(1)小学校、中学校段階の児童・生徒にとって、心身の安定と健全な成長及び人格
形成のためには、保護者のもとで近くの公立小・中学校に通学することが望ましい。
(2)平成13年度の小学校新1年生については、保護者の居住地の近くの小学校に
入学する。
(3)保護者向けののアンケートの結果では、小学校、中学校ともに一カ所に設置し、
教育を継続させることを望む声が多い。
また、各家庭の個別の事情等により、一律にすべての児童・生徒を親元に引き取れる
家庭ばかりではない。村立学校の運営や教育内容等の改善を図りつつ、今後の教育活
動を秋川高校で継続できるよう努める。
2 秋川高校での村立学校の運営についての留意事項
(1)学校は、教育方針を保護者に周知し、保護者が一人一人の児童・生徒にとって
最善の選択ができるよう学校と保護者との間で個別面談を行い、三学期からの修学に
ついて相談し、総合的に判断する。
また、学校と保護者は、児童・生徒の心身の健康や寮生活の適応状況等について連携
をより一層密ににして充分な共通理解を図るように努める
(2)秋川高校での生活は、寮生活を基本とし、村教育委員会は、寮及び学校を運営
するための諸条件の整備に努める。
(3)一部保護者から、自宅から秋川への通学を望む声がある。しかし、通学可能な
一部の地域からのみ通学を認めることは、著しく公平性を欠くことが懸念される。
3その他
村教育委員会は、8月29日に離島したすべての児童・生徒全員が三宅島に戻り、各
学校で再び教育を受けることができるようになることを願っている。転校した児童・
生徒は、一時的に学習場所を他の区市町村立学校に移してはいるが、三宅村の子供で
あることに変わりはない。転校した児童・生徒が転校先で充分適応でき、三宅島の人
間関係を維持するために、村立学校の教職員は分担して転校先への訪問や家庭訪問等
を積極的に行う。