Date: Fri, 22 Sep 2000 20:05:51 +0900
From: Yukio Hayakawa <hayakawa@edu.gunma-u.ac.jp>
Reply-To: miyakejima@usuzan.net
Subject: [miyakejima:04977] 教育長さんとの会話
To: miyakejima@usuzan.net
早川です.
At 18:41 +0900 00.9.22, Yukio Hayakawa wrote:
>東京都三宅村教育委員会
>教育長 田中勘一さんと30分ほど話す機会を得ました.
このことを,すこしくわしくお話しします.
事前の約束なしのとつぜんの訪問だったのですが,こころよく迎え入れてくださいま
した.インターネットの先生だと,田中さんはわたしのことをご存知でしたから,話
が早かった.
なごやかな友好関係のなか,都合30分の話を終えました.
その間,別のお客様がいらしたので,15分ほどわたしが席を外しました.その15分間
の最後の5分間は,教育委員会の職員の方となかよく世間話しました.
初対面でしたから,30分ではなかなか深い話まで進めませんでした.でも,「1年2年
3年,悪ければ10年」というわたしの決めぜりふをお伝えしました.田中さんの顔は
その瞬間,とても暗くなりました.
年内には戻れるのではないかと,希望的な観測をお持ちだったようです.
「これは*わたし*の意見です.気象庁にも聞いてください.ほかの学者にも聞いてく
ださい.みなさんちがう意見をお持ちのはずです.しかし年内に帰れると答えてくれ
る学者はとてもすくないのではないかと,わたしは想像します」とお伝えしました.
さいきん気象庁=予知連からのコメント発表がごぶさたです.行政現場の責任者はそ
の発表だけが頼りです.その発表がとんとごぶさたなので,とまどっていらしゃるよ
うにみえました.
生命身体への危険を告げる緊急火山情報がまだ出てませんから,行政現場の責任者の
リスク認識は,楽観のままだったということがよくわかって,私は部屋をあとにしま
した.
楽観視しているのは村だけではないでしょう.新宿都庁もそうだと思われます.緊急
火山情報が出ない限り,この楽観視は払拭できないでしょう.
現在の三宅島対応すべての混乱が気象庁長官の(否定的)決断ひとつから派生してい
るように,私には,みえます.
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早川由紀夫
Yukio Hayakawa (hayakawa@edu.gunma-u.ac.jp)
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/
fax +81-27220-7295