Date: Thu, 17 Aug 2000 09:48:14 +0900
To: Yukio Hayakawa <hayakawa@edu.gunma-u.ac.jp>
From: Masashi TSUKUI <mtsukui@earth.s.chiba-u.ac.jp>
Subject: Re: 三宅島のコメント,海岸部の集落に30〜300cm降るの根拠は?
早川さま
やはり,私としては同意しかねます.
御存知のように,7.14火山灰のような細粒の火山灰(+豆石)は,島の火山で地下
水が容易に火道に侵入する時期には噴火活動末期にふつうに起こります.前のメール
でも書きましたが,八丁平カルデラ形成後の1000年あまりにもそのような時期があり
ました.津久井・鈴木(1998)が富賀平火山灰と呼んだものもそのひとつですし,他の
何枚かのスコリアを直接同様の火山灰が方位によって10数cmの厚さで覆っているのが
みられます.八丁平の火山豆石層はその中でも規模が大きかったのは大量のマグマが
浅いところに留まっていたからだと考えています.しかし今回はそうではなさしょう
です.7.14の火山灰が八丁平の再来と積極的に考える理由がなければ,八丁平豆石を
上回る厚さを予測するのは適切ではないと考えますが,いかがでしょうか?繰り返し
ますが地質時代の圧密の効果をかんがえても私は「海岸部の集落に300cm」には首を
かしげます.
希望的にも徐々におさまって欲しい.
>7.14から島に降っている火山灰は,3000年前の八丁平火山豆石層の再来だろうと考え
>ました.
>
>八丁平火山豆石層の量を表現するには,「海岸部の集落に30〜300cm」が妥当だと考
>えました.
>
>八丁平火山豆石層と7.14火山灰との間に何か積極的な違いがありますか?教えてくだ
>さい.もしあったら,私の予測を変えます.
>この往復メールを,あす私のページで公開させていただきたく思います.
早川さんの御判断に任せます.
ではまた.
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津久井雅志
千葉大学理学部地球科学科
Department of Earth Sciences, Faculty of Science
Chiba University
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