三宅島2002年5月21日
簡単には手が届かなくなってしまった自宅がある島を,夜明けとともに起き出して見る村民.
阿古地区二島の住宅を横断している段差.北側が15cmほど落ちている.地表の傾斜方向への滑落ではない.海は南西にある.
その接写.2000年6月26日の夜にできた.家主の青沼繁子さんによると,できた当初はこの3倍ほどの段差があったという.「こうやってまたぐくらいだった」と,青沼さんは階段を上がる姿勢をしてみせた.段差は日を経るごとに低くなって,いまはここまで回復したという.
ここの地下をマグマが東から西へ移動したことが,地震と地殻変動の観測からわかっている.これは
地表地震断層
なのではないか.
大雨のたびに阿古鉄砲場に出る泥流は,1983年溶岩の内部にあった溶岩洞窟を通り大量の水が勢いよく流れ下ることによって生じている.泥流発生は,今後も続くであろう.