第3回三宅島火山活動検討委員会報告(2.20)批判

2 火山活動の状況
 (1) 火口の表面温度について
     9月から上昇を続け、12月には火映現象も見られたが、その後は頭打ちの状態
    で特に変化はない。
 (2) 地殻変動について
     11月頃止まったような印象を受けたが、変動量は小さいものの、その後も続い
    ている。1月頃、変動が加速したようにも見える。観測期間が短いので何とも言え
    ない。
 (3) 低周波地震について
     1月下旬に低周波地震が発生したが、その後は観測されていないので、特に気に
   することはない。
 (4) マグマ量の根拠及び火山ガスの放出について
     ・予知連では地下に10立方キロのマグマがあると見積もりが出されたが、仮説
     に基づく見積もりであり、確実なものではない。
     ・火山ガスの放出がいつまで続くのかについては、予知連でもかなり議論したが、
     地下のマグマ量、マグマ中の硫黄含有量、マグマ中のガスの放出比率などが不確
     実であるので、単純に計算できるものではない。

これまでの半年間少なくない公的費用をつぎ込んだ観測者が,みずから何もわからないと言うなら,じゃあ,観測するのはもうやめたらいいじゃない.これからもやるなら,いまから半年観測したら何がどこまでわかるのか,明言してからやってほしい.それをしないまま,次のようにさらに観測費用をつぎ込みたいと望むのは見識をもった大人がやることではない.

     ・放出しているガス量が変動しているかどうかは、もう少し継続して観測しない
     と何とも言えない。
 (5) 今後の観測体制について
     火山活動の状況をより詳しく把握するためには、都道周辺・山腹での観測に加え
    て、火口近傍での観測や地震探査、比抵抗構造調査など、さらに充実することが望
    ましい。

なお,「予知連……ものではない」と二度も繰り返している部分は,東京都から気象庁への挑戦あるいは挑発であるように,私には聞こえる.これは不幸以外のなにものでもない.