11.15からあることを,ふじたさん@アジア航測大阪に教えてもらいました.金子さん@東大が撮影した11.15写真をみると,水たまりであることが一目瞭然です.そのあと11.29写真では,1.22写真とそっくりの黒色にみえます.
すくなくとも11月中旬から,カルデラ床にほとんど変化が生じていないことがわかりました.
1.26.1105
1.22写真で「黒いもの」の上に,カルデラ壁から崩落してきた岩塊がのっているようにみえます.つまり「黒いもの」は液体ではなく固体であるようにみえます.
「黒いもの」が水面だと考える場合は,ここだけなぜ黒いかの説明が付される必要があります.
1.26.1020
津久井さん撮影をトリミング
大野さん撮影をトリミング
「黒いもの」の左上端に供給口があって,そこから右下方向に流れ広がったようにみえます.微低所を選んで,枝をつくって,流れ下っています.末端には供給過大が起こたようです.膨らんでいます.
写真の縮尺がそれぞれ違いますが,枝振りをみると,日を追って面積拡大したことがわかります.
1月22日の写真で,「黒いもの」の左側にある光り輝く細い筋は流水にみえますから,この黒いものは水ではなかろうと思われます.なぜなら,光り輝く細い筋がこの「黒いもの」を取り囲んで流れている.もしこの「黒いもの」が水面なら,回り込むことなく,直接流入しているだろう.
「黒いもの」の最右端はすでに1カ月以上も同じ場所にほぼ同じかたちを保って存在しています.固形物だと思われます.
新しい溶岩である可能性が捨て切れません.いやむしろ,その疑いが濃厚だと言ってよいでしょう.カルデラ床に新しい溶岩が広がっているなら三宅島火山の今後を予測するための重要情報ですから,すみやかに確認することが必要です.確認するためには高分解能の写真を撮ることがあげられます.遠隔温度測定も有効かもしれません.もちろん試料採取するのがベストですが,やる人とやる方法がみつかりそうにありません.
早川由紀夫 2001.1.25.1820