早川由紀夫の三宅島ページ
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6.29
- いまの時点でわたしが思う三宅村解決策:旧秋川高校敷地内に仮設住宅を300戸つくって,そこで1000人規模の共同生活をする.希望者がもっと多ければ,500戸でも1000戸でも建設すればよい.敷地面積は十分あるのだから.
- 今春迎え入れなかった小学一年生を迎え入れ,三宅村全体でひとつの小学校を,少人数でよいから,秋川に維持する.秋川で数年辛抱して,火山が沈静化したあと,島の復興を始める.
- このプランは,昨年9月15日に私が公言したプランと考え方がまったく変わっていません.あのときはまったく見向きもされなかったプランですが,さて,いまはどうか?仮設住宅の建設費は,いま島の復旧のために投入している資金に比べたら,微々たるものだろう.資金難でこのプランが実現できないとは言えまい.
- それとも,地域共同体としての三宅村の内部崩壊はすでに深刻で,このようなプランの実現はもはや期待できないのだろうか.たしかに,いままでの経緯をみていると,住民自決が必要不可欠となるこのようなプランの実現は,三宅村に限っては,こんりんざい不可能なようにもみえる.
新聞記事
- 読売都内支局のページより
- 6.29「お父さんとお母さんは『秋川でがんばりなさい』って言うけど、先生は『秋川を出た方がいい』って言うの」
- 6.28「島の人間が心身ともに苦しむ復旧事業とは何なんだろう。噴火景気で会社だけがもうかっている。行政は生身の村民にもっと目を向けてほしい」
福本宗男さん(44)
- 毎日新聞大阪6.20記事に書かれたことが,浅沼俊人さん(39)の真意であるなら,わたしはそれをとうてい容認できない.子どもの人権がはなはだしく蹂躙されたとみる.彼が子を5月31日に引き取ったのは,9カ月間にわたった自分の判断が誤りであったと認めてのことだったと思いたい.
- 山頂カルデラの情報がひさしくありません.カルデラ床の写真が最後に撮られたのは,6.04(地震研究所へのリンク)です.その後,6.13と6.27にフライトが試みられましたが,どちらも雲に阻まれて観察できませんでした.7.02のフライトは,今日の時点で,すでに中止が決まっているそうです(地震研究所観察日誌).この間,6.10に噴火がありました.6.24と6.26にも噴火があった疑いが濃厚です.いまカルデラ床がどうなっているか,気がかりです.このような情報不足を知ってか知らずか,島では300人規模の作業が連日行われています.
- 17日に,無人ヘリコプターが撮影した映像がありました(たとえば毎日新聞6.25記事に写真があります).7.01追記
6.27
- きのうのNHKテレビ報道から,
- ▼1824 国立・泉ふれあい農園からの生中継
- 60代女性「もう島に帰っても,ちょっと無理だと思うけど,ただご先祖様やらお墓やらがあるので,一度だけでもよいから帰りたい.」
- 40代女性「最初はどうしても帰ってがんばってやりなおしをしなければと思っていました.きょうで一年たちますから,時の流れとはこわいもので,(島の)家に帰ってから,仕事をしながら泥流の後かたづけやら降灰の後かたづけやらをする自信が,体力的にも,なくなってしまいました.でも,ここにいる間は,このふれあい農場で楽しくやっていきたいです.」
(以上,10人余の仲間に囲まれた中での発言)
▼1826 青山副知事インタビュー
「島には必ず帰ります.ガスが終わったら帰れるわけですから,その場合,村がこれからどう生活していくのか,島の復興をどうするのか,とくに若い人たちに考えて議論して提案を出していただきたい.」
二酸化炭素 今朝の産経新聞が,風早康平さん@産業業技術総合研究所の最近の発言を次のように伝えました:「ガスをたっぷり含んだマグマが、現在も対流を続けている。二酸化硫黄より先に抜ける二酸化炭素の量も、変化しておらず、まだガス抜きの初期段階に過ぎない」.これは,悪いニュースです.
またまた噴火? きのう6.26.0223,振幅がやや大きい微動.振幅が小さい空振.視程不良のため噴煙の状況見えず(火山観測情報351).おそらく噴火したのだろう.夜間は噴煙を目視することができない.現状では,噴火が夜間に起こった場合,たいへん認定されにくい.三宅島の噴火認定基準を早急に整備する必要があろう.地震と空振だけの記録から噴火のありなしを判定するのが,いまの三宅島では,現実的選択だろう.振幅と継続時間について,基準をもうけてほしい.
6.26
みね提案 掲示板ここは三宅島におけるみねさんの901提案はもっともです.気象庁は,みね875提案にしたがって△表記を採用したように(Cauli.883),今回もみね901提案を採用してほしい.
おとといも噴火したらしい 6.24夕刻から夜にかけて,やや振幅がやや大きい微動が空振をともなって3回発生しました.そのうちの1638と2311は,神着で震度1を記録しました.視程不良のため噴煙の状況がわからなかったと気象庁は言います.すくなくとも1638と2311には,6.03と同様の噴火が起こったと考えるのが自然です.→三宅島ファクト
6.25
- 秋川寮の児童 小学校4年生以下の児童全員が,秋川での寮生活を終了しました(児童生徒数の時間変化).2年生2人,3年生1人,4年生1人は,いずれも通学児童です.まだ寮生活を継続している最少学年は,5年生3人です.5年生なら,寮生活に耐えられる児童もいよう.これを受けて,昨年11月から開始したわたしの児童救出作戦をひとまず終了します.いまの秋川三宅学校は児童虐待状態にないと判断します.
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- 噴煙画像 6.03と1.11の噴煙画像が寺田さん@東大地震研火山センターのページで公開されています.1.11は噴火かどうかわからないが(カルデラ内壁が崩壊しただけの疑いつよし),6.03はモクモクのかたちから,高温気団が上昇したことがはっきりわかります.正真正銘の噴火です.じっさい,6.03には空振も観測されています.その噴煙の高さは,1100メートル上昇しています(標高でいうと1800メートル).気象庁による高さ700メートルは,過少見積もりであることがあきらかです.都道に1mm未満という降灰報告も過少見積もりかもしれない.ただし噴出量は,2000.7.08(10万トン)よりひと桁小さいでしょう.6.04.0958写真に映っているカルデラ東縁を覆う白は,降灰である疑いがあります.
- 3.19と5.27の噴煙は悪天候に阻まれて観測できなかったそうです.6.10は夜間だったため映らなかったという.1925は夜間かなぁ?
6.24
- きょうは都議選の投票日.週明けから,新展開なるか?それとも三宅はすっかり忘れ去られるのだろうか?噴火開始からまもなく一周年ですが,この機会をとらえての取材申込みは,わたしのところへまだひとつもありません.
- 東京都災害対策本部情報21報(00.8.31)をいま読むと,感慨深いものがあります.東京都がこの発想をいまもほとんど変えることなく堅持していることが,三宅島現地対策本部情報(01.6.15)を読むとわかります.東京都災害対策本部情報19報(00.8.31)にある「島民の半数以上が島外避難している現状下での島の機能確保について」の「半数以上」を「全数」に置き換えたのがいまの東京都の三宅島対応です.ほかにも選択肢はあろうのに.
- 川島忠一都議は,都政報告会6.07において,「長期・短期の両方の面で対策を講じる」と明言した.この考えは,対策は短期でしか考えないと何度も繰り返している村の姿勢と明確に異なる(たとえば01.5.20助役発言).はやく村が長期対策を村政に組み入れるようになってほしいものだ.もう手遅れかもしれないが.
- 秋川の三宅島学校に,無料電話はまだ設置されていないとのことです(さくまなう6.04).善意で寄せられたテレホンカードの存在がかえって仇になっているようです.
- 6.19,島内作業中の53歳男性が死亡.
- 5.27に続いて,6.03と6.10にも降灰あり.ただし,いずれも少量.
- テレビでの発言(JNN3.20を追加)
5.30-6.18 休暇をいただきました.