三宅島の現状(その3)
平成13年3月26日 
                         
                           現地災害対策本部(神津島)

 3月12日付けの三宅島の現状(その2)でお知らせして以来先週末までは、大きな雨もなく、新たな泥流被害の発生や被害の拡大はありませんでした。しかし、25日から26日にかけて20ミリ程度の雨がありました。明日以降渡島した時点で新しい被害が出ているかを確認します。

 また、この間、火山活動に若干の変化がみられました。
 19日(月)には、朝7時頃から7時40分頃まで一時的に灰白色の火山灰交じりの噴煙が800mの高さまで上がっているのが確認されました。この時は、航行中の船舶から噴火音が聞こえたとの報告がありました。また、24日(土)の明け方4時頃にも、震度1の有感地震を伴って、800m〜1800mの噴煙が観測されるなど火山活動が若干活発化の傾向がみられるため、引き続き警戒が必要です。

前回、はまゆう丸の導入による本格的な災害復旧作業に取り組みについてお知らせしました。初めは悪天候つづきで苦戦しておりましたが、先週の好天でこれまで8回渡島ができました。立根、芦穴などの仮橋の資材や沢の上流に取り付けるワイヤーネットなどの資材も運び入れ、くい打ち作業やネットの取り付け作業などを開始していますが、この原稿を書いている26日は、雨と強風のため、作業は中止になってしまいました。 

災害対策本部としては、このような事態にめげずに、大型車も通行できるよう周回都道に仮橋を設置する工事、家屋被害の泥流被害拡大を防ぐ大型土のう積みや流木止めの工事を進めるほか、電気、電話、水道等ライフラインの復旧に全力で取り組んでいきます。

 今後の本格的な復旧・復興作業に向けた夜間常駐体制の準備ですが、天候の関係で渡島チャンスが少なく遅れています。試行段階で滞在する支庁舎については、窓や入り口を目張りし、さらに建物の中の気圧を高めるなど外気の進入を防ぐ上、それでも入ってきた火山ガスは特殊なフィルターを施したエアコンで浄化し、建物内の安全を確保する計画です。電気が復旧する予定の3月末にはエアコンを設置し、4月上旬には常駐できるよう作業を進めています
     
 3月19日に泥流対策の大型工事5件の入札が終わり、予定していた20件の緊急砂防工事の契約がすべて完了しました。また、都道の仮橋工事も3件契約されており着工しています。さらに、他の事業についても4月以降、本格化してきます。村役場に就労情報を提供し、広報していきますのでよろしくお願いします。

 島では、大島桜が咲いています。そういった写真も撮って公開したいと思います。
なお、直近の情報をお知りになりたい方は、ホームページ「三宅島を離れた村民のみなさま」
(http://www.islands-net.metro.tokyo.jp/miyakejima/index.html)で週報がご覧になれます。


太字は編集者による.