2.2 スコリア丘の内部構造
スコリア丘はしばしば採石の対象になるので,断面を観察することが比較的容易だ.

- 大小のスコリア粒子が集団で崖錐斜面をかけ下ると,粗粒子のすきまを細粒子が下へ通り抜けて,上が粗く下が細かい逆級化層理ができる.
- ふつうスコリア丘の内部は赤い.空隙がたくさんあるから,大気中の酸素が高温のスコリアに容易に接近して酸化させる.右の断面が黒いのは例外的である.おそらく表面水によって効果的に冷却されたのだろう.(左:東京都大島町蜂の尻,右:鹿児島県竹島佐多浦)
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ただし,迅速に 放熱する表層のスコリアは,十分な酸化が完了する前に冷却してしまうので黒い.この黒のマントは1m程度の厚さしかないから,強い風でこのマントが吹き払われると,内部があらわになって赤いスコリア丘になる.(Mauna
Kea, Hawaii)
- 前のページのハレアカラのスコリア丘が赤いのも,風食のせいである.

ハワイ・マウイ島のハレアカラ火山の山頂火口の中には,たくさんのスコリア丘がある.風がよく当たる部分や古いスコリア丘は黒いマントが剥がされて赤い.(Haleakala,
Maui, Hawaii)
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