1998.2.6/2.7/3.16

早川研究室ゼミナール

ゼミナール[Seminar ドイツ] (1)大学の教育方法の一.教員の指導の下に少数の学生が集まって研究し,発表・討論などを行うもの.演習.セミナー.(広辞苑)

1)地質学実験室(B106)で毎週やります.4月15日までは,木曜日12時40分から90分間を目安にやります.

2)参加は自由です.誰でも参加できます.ただし初回は,5)と7)を満たす必要があります.二度目からは4)も満たす必要があります.

3)しばらく,新刊雑誌を読むことにします.岩波書店の「科学」または朝日新聞社の「SCIaS」(サイアスとよむ.昔は科学朝日といっていた)の過去一年分から,おもしろそうな論文(記事)を選んで,毎回3人がひとつずつ紹介してください.テーマは地学に限らない.むしろ地学でないもののほうがよいくらいだ.

4)選んだ論文(記事)の題名・雑誌名・頁を,月曜日正午までに地質学実験室にあるホワイトボードに書いてください.

5)ゼミナール参加者は,事前に全員の論文(記事)に目を通しておくこと.目を通してない人は参加できません.

6)紹介とは,その論文(記事)のおもしろさを自分の言葉で表現することをいいます.おもしろい論文(記事)を紹介してください.

7)紹介するときに以下の点に留意してください.この立場に賛成でない人はゼミナールに参加しないでください.

「事実と意見とを異質のものとして感じ分ける感覚をこどもの時から心の奥底に培っておくことが何より大切である.この感覚が抜けている人は,科学,あるいはひろく言って学問の道に進むことはむずかしい.また,この感覚のにぶい人はたやすくデマにまどわされる.」(木下,1994,42ページ)

 早川注:そのような人が学問の道に進むかどうかは,そのひと個人の問題にすぎないが,そのような人が義務教育の学校の先生になると,問題は次世代に波及する.そしてそれはねずみ算式に拡大する.

「レポートで決してしてはならないのは,他人の意見を自分の意見のような顔をして書く,あるいは他人の意見とも自分の意見とも取れるような形で書くことである.他人の意見は引用してよろしい.しかし,誰の意見であるか,どこから取ったものであるかを明記した上で,その人の真意をそこなわないように気をつけて引用しなければならない.」(木下,1994,159ページ)

 木下是雄(1994)レポートの組み立て方.ちくま学芸文庫,筑摩書房,269p.

8)おもしろい論文(記事)を選んだかという選択眼と,紹介が上手にできたかという情報伝達能力の二点で発表者は評価されます.「おもしろい」と「上手」は主観的なものですから,その評価は,私(早川)固有のものです.

9)私から高い評価を得たい人は,私の主観を調査することが有効です.そのためには,私のホームページが情報源となるでしょう.

10)私の著作物のうち,商業出版社の著書以外は,別刷を(ただで)あげられます.著作物を特定してください.そしたら,一部あげます.私の著作物をゼミで紹介することは(特別の場合を除いて)避けてください.