教員免許更新制に回転海老名固め!!
◇◇山 崎 研 究 室 のご 紹 介◇◇
お品書き
「教育内容・方法学」というのはたぶん群大にしかない言い方で,普通,教育内容関係は「教育課程論」「カリキュラム論」,教育方法関係は「教育方法学」といったりします。ともあれ,本研究室は,「教育内容」「教育方法」の両分野をカバーしているということになります。
で,教育内容だの方法だのというと,私たちはつい学校教育の,しかも教科あるいは総合的な学習のそれを連想しがちですが,教育の場が学校だけではなく(家庭,地域社会,企業…),また,話を学校に限っても,そこでの教育が教科等の「お勉強」だけで成り立っているわけではない(道徳,特別活動,現在は教育課程外ですが部活動…)以上,本研究室で対象になりうる範囲は相当に広いということになります。
ここ数年の卒論から
では実際,ここで研究をした学生諸氏がどのようなテーマをとりあげたか,ここ3年間ほどについてざっとみてみます。なお,2008年度より教職大学院「教職リーダー専攻」が発足したため,現在,学校教育講座には修士課程はありませんので,修論については割愛します。
・特別支援教育 ・日本の学校での外国籍児童の姿 ・いじめ ・引きこもり
・問題行動を起こした少年への教育的対応 ・英才教育 ・保護者の要求の多様化
・少子化と女性の意識 ・児童養護施設で暮らす子どもたち ・学力格差を克服するため
の地域との連携 ・教具づくりの工夫について
「教育改革」のなかで
ここのところ毎年ここに書いていることですが,あいかわらず,「教育改革」――しかもその大半は首を傾げざるを得ないような――が猛威を振るっています。2008年度の話題は,小・中学校学習指導要領(と幼稚園教育要領)の告示と高校・特別支援学校の学習指導要領案の公表(これも年度中には確定版が告示のはず),「教育振興基本計画」の策定,「全国学力・学習状況調査」(以下「全国調査」の結果公表をめぐる論争,といったあたりが中心でしょうか。
さらには4月からの新年度には,新学習指導要領への移行措置(総則,道徳,理科,算数/数学などの前倒し実施を含む)が開始されるとともに,稀代の愚策「教員免許更新制」が本実施されます。「更新制」については私のホームページにコーナーをつくる予定なのでそっちを見ていただくとして,ここでは新学習指導要領についてだけ少し述べておきます。
といってもいろいろ論点はあるのですが,たとえば,新学習指導要領では「各教科での言語活動の充実」を求めています。みなさんは,自分が教壇に立ったとして,たとえば算数,理科…などでどのような「言語活動」を行うか,イメージが湧くでしょうか。結局できあいの「ワークシート」に頼ってしまうのか,それとも…
また,同じく新課程で要求されている「各教科・活動」での「道徳教育の実施」をどう考えたらいいのでしょう。たとえば本屋で手に取った『日本人の気概を育てる道徳授業』(明治図書,2008年)なぞという怪しげな本を,「おっ,これ社会科で使えんじゃん」とか買い込んでしまうのか...
と,このあたりの問題をじっくり考えてみようという人は,一緒に
「行こうぜ,学習指導要領の向こうへ」(One Night Carnival, 詞/綾小路 翔,をちょっと改変)