学ぶことは本来楽しいもの。学んでいるときのどきどき感、わくわく感はいつ頃からなくなったのだろう。

ふだんみんなと遊んでいるときにあーしてやろう、あの子にこんなものをみせてやろうと思うことは学びの

マインドを最高潮にするよね。美術・造形の教育の楽しさをみんなと共有したい。できふできに関係ない、美

術ということにとらわれない、情報メディア時代にふさわしい、あたらしい表現の学びのわたしたちの文化コ

ミュニティーの中でともに学びあいたい。そのための「みんなのための美術教育」。

 最近の研究は、社会構成主義や状況的学習論に基づいた「表現の学び」のワークショップを、障害児(特別支

援学校)や外国(インドネシア・バリ、イタリア・フィレンツェなど)で実践しています。例えば「文化を語る

子どもたち」。今まで子どもたちは文化を享受するだけの存在でしたが、子どもたちはさまざまなメディアを

使って、自分たちがとらえたイメージやことばで自文化を発信します。ステレオタイプ化された文化ではなく、

子どもたちにとって、よりリアルで(グローバルというよりも)ローカルな文化を表現・発信しつづけます。

 最近の実践研究を紹介します。

インドネシア・バリでのお茶箱プロジェクト 2004年8月

 イタリア・フィレンツェでのお茶箱プロジェクト 2006年5月

 イタリア・フィレンツェでのなりきりえまきプロジェクト 2006年5月

群馬県立盲学校(前橋市)での光島貴之氏のワークショップ 2005年12月

 群馬県立盲学校(前橋市)での勝部・鹿島氏のワークショップ 2007年12月